フォームローラーによる筋膜はがしを始めてから35日ほどでようやく筋筋膜症候群から解放されました。あくまで私が体験した症状とその回復過程についてですが下記に書きますので、この症状に陥った方は参考にしてみてください。
フォームローラー開始から三週間
1週目から3週目はやや改善はみられるものの全体としてはまだ治る見通しがつかず、フォームローラーをすると痛みが非常に大きく、乗せる体重をコントロールしてやっとフォームローラーができるような状態が続きます。激痛が走る場所も多く、とてもではないのですが体重を乗せることができません。
しかし、最初の頃からフォームローラーによる脚の変化自体は現れます。変化と言ってもフォームローラーをあてた皮膚表面なのですが、フォームローラをあてた後の皮膚は赤く腫れあがり、蕁麻疹のような蚊に刺された後のような腫れがたくさんできます。毛細血管が刺激を受けて血行が一時的に改善されて起きる変化なのではないかと思います。しかし、数時間もすればだいたい元の血の気がない真っ白な皮膚に戻ってしまいます。そして、筋肉の硬さもほとんど変わらない状態が続きます。
フォームローラーを行っていなかった時もそうでしたが、フォームローラーを始めてからも、安静時の”ジーン”という大腿部内部の鈍い痛みのようなしびれのような症状は10日以内に収まりました。
私の場合約2か月間継続的なトレーニングをしていたので大腿部にうっすらと血管が透けて見えたり一部血管が浮いてきてもおかしくないのですが、筋筋膜症候群になると皮膚は白一色で血管は全然見えなくなります。ところが、フォームローラーを続けて2週間を過ぎたころに外側広筋の一部に少し血管が浮いてきました。少しずつですが筋膜リリースがはじまり毛細血管が刺激を受け血管が拡張するのか一部に血流が復活していく兆しが出てくるようです。しかし、この段階ではまだ筋筋膜症候群の症状自体にはほとんど改善は見られないと言ってもよいです。
痛みの位置が移動する
3週目くらいから、フォームローラーを行った時の強い痛みを伴うポイントに変化が現れることに気付きました。今まで非常に強い痛みを伴っていた場所の痛みがやや治まり、代わりに違う部分に激しい痛みが出てきました。私の場合は外側広筋の上あたりに強い痛みがあったのですがあ、そこの痛みが和らぐと、内側広筋の一部に非常に強い痛みが発生しました。これ自体は内部でつながっている筋膜のバランスに変化が生じたことによるもので、良い兆候とのことでした。このようなケースの場合、新たに強い痛みが出たポイントにフォームローラーをかけたくなるのですが、非常に強い痛みを伴う場合にはそれはかえって逆効果のようで、もともとフォームローラーを重点的にかけていた外側広筋を引き続きフォームローラーでほぐして、新たに出現した強い痛みの箇所の痛みが少し落ち着いてきたときにその場所にフォームローラーをかけるのが良いそうです。私もそれに従って引き続き筋膜の癒着が大きい外側広筋を中心にフォームローラをかけていると、不思議なことに突然強力な痛みが出た内側広筋の一部の痛みがやがて弱くなっていきました。不思議なものですが筋膜は内部でバランスをとっているようです。
私の場合最初は主に正面の筋肉(大腿直筋)を重点的にかけ、外側の筋肉(外側広筋)重点ポイントを移行させていました。最初の頃は至る所が痛かったのであまり意識していなかったのですが、振り返ってみると大腿直筋の筋膜がある程度ほぐれてくると、痛みの中心が外側広筋や大腿直筋の上部に移行していったように思います。
4週目くらいから痛みが和らぐ
4週目くらいから正面の筋肉にフォームローラーかける時に痛みがだいぶ和らいできた変化を感じました。皮膚を指で押した感覚は依然として固いのですが、大腿部を手でつかんで揺らすように動かすと以前より緩んだように感じることができました。しかし、筋肉を動かすと”ゴリゴリ”感があり、実際動かすと内部でゴリっと音が出ていることを感じました。これはまさに筋膜と筋肉に癒着がある証拠のようです。
4週目の終わりころには正面の筋肉にフォームローラーをかけてもほとんど痛みがなくなっていくようになりました。外側広筋を含めた大腿部上部に強めの痛みが残る程度になっていました。この頃からようやく階段の上り下りでも疲労感がだいぶ薄らいできていました。
5週目に劇的に回復
4週目の終わりかあら5週目に入ったころの数日間で一気に回復した感じがありました。フォームローラ開始から毎日1~3回、1回につき10分から20分のフォームローラーをしていたのですが、4週目途中から1日フォームローラーを行わない日を敢えて作って刺激を抜きで筋膜の回復を図ったのですが、それもそれなりに効果があったようです。5週目の途中からフォームローラーをしてもほとんど痛みがなくなり、フォームローラをしても物足りなさを感じてしまうほどになりました。
”痛気持ちいい”と言う感覚がフォームローラーをしたときの一番良い感覚で、脚にとって一番良い状態なのですが、まさにその状態に移行していきました。そして、やがて痛気持ちいい場所もなくなっていくほどになり、フォームローラーを行うこと自体が物足りなくなっていきます。この状態になると95%は回復したと言ってもよい状態のようで、あれだけフォームローラーで苦痛を伴っていたことが嘘のように感じられました。私の場合このような状態になったのが5週目に入る頃の数日間で起きました。
また、4週目から5週目にかけて左右の痛みの差を感じられるようにもなりました。これは左右で回復に差異があることを意味していて、筋膜の癒着が激しく痛みが多いころは左右差を感じられるような余裕はなかったのですが、だいぶ回復が進むと左右での差を感じられるようになったわけです。
筋筋膜症候群になったとわかったら迷わず治療に専念
私の場合フォームローラーを取り入れて治療を開始してから治るまでに約35日ほどかかりました。完全休養が35日と言うと、今まで続けてきたトレーニング効果を失ってしまうかもしれないほどの期間で、正直残念なのですが、35日で治ってよかったと思うしかありません。ただ実際は筋筋膜症候群が発症してからはおそらく2ヵ月以上経っていたと思います。
私の場合、筋筋膜症候群のことを知らなかったので、筋肉痛の類だろうと思い中途半端な休息の後トレーニングしては悪化させてと言うことを3度も繰り返してしまったわけです。それでもこの3回でこの症状を特定できてよかったと思います。知らずにトレーニングを続けるとさらに悪化させ、完治させるのに数週間から年単位要することもあるようです。
ですから筋筋膜症候群になったら迷わずフォームローラを使った筋膜リリースに専念して完全に治すことに集中することが大切です。

私は上の画像のようにもともと3本ローラー台で使用していたマットの上を利用してフォームローラーでの筋膜リリースに専念しました。室内での筋トレ場所としてもこのスペースを利用しています。
私の場合このマットを敷きっぱなしでも邪魔にならないのですが、筋膜リリースをするときだけマットを使いたい方には、収納しやすいヨガマットのほうが良いかもしれません。
回復後の脚のメンテナンス
フォームローラーをしても痛みがなくなったら回復したと判断してよいです。その後は、軽いギヤで短時間のライドを試みて、再発しないか様子を見ながら徐々にサイクリングに慣れていくようにしていきます。
そして、定期的にフォームローラーを使って脚に痛みがあるかチェックすることが今は大事だと思っています。フォームローラーは筋筋膜症候群になりつつあるかを判断するツールだと考えればよいと思います。


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