最近生姜湯に黒糖を入れて飲んでいます。”風邪をひいたときに生姜湯を飲めば風邪が治る”などと言われていると思うのですが、生姜湯のようなジンジャーテイストはどうも昔からあまり好みではなかったので飲むことはありませんでした。しかし、生姜の効能はかなりなもので、取り入れてみることにしたのです。
実際に自分で作ってみると意外とおいしいと感じています。やはり市販されているインスタントの生姜湯やジンジャエールといった清涼飲料水とは違い自然のおいしさを感じられるものです。
基礎体温を上げる
生姜には特に体を温める効果があるそうで寒い時期に飲むとただ温かい飲み物だけでなく体温を上げる効果が生姜の成分にあるそうです。日本人の体温は数十年前までは平均36.6~37.2℃くらいあったそうで、それに比べると現代の日本人は35℃台から36代前半で非常に低体温に落ち着いてしまっているそうです。風邪をひいたときに体温が上昇することからも分かるように、外部から入ってくるウィルスや雑菌を滅するために体温を上げて戦っているわけです。ですから、体温が低いこと自体体の免疫力が非常に低い状態にあるというわけです。体温が低いことはそれだけにとどまらず体の至る所に不調をきたすそうです。私の知人にうつ病を患った方がいたのですが、最初の兆候は低体温だったと話していたことを覚えています。当時はうつ病が低体温症状を招いたのだろうと勝手に思い込んでいたのですが、どうも事実はそうではないようです。慢性的なストレスや疲労感などから低体温になり、その結果うつ病の症状を引き起こすというプロセスが真実のようです。実際うつ病などの精神疾患者は気温が低い地域のほうが多いそうで、気温や体温が低い状態というのは人間にとって良くないことがわかります。
黒糖のすすめ
この生姜湯に入れる甘味なのですが、私は黒糖を使っています。”黒砂糖”というのが一般的な名前ですが、特に黒糖といった場合さとうきび100%を指すようです。黒糖(黒砂糖)にはビタミン、ミネラルのほとんどすべての栄養素が含まれているようでとても体に良いです。そして黒糖ともなればすべて天然由来の成分です。
私が最近ずっと使用しているのが奄美大島産のサトウキビを使った黒糖です。そのまま食べるのが一番おいしいので、時々そのまま口に含んで食べています。私が使っている奄美の”純黒糖”という商品は黒糖一粒の大きさが小さめで食べやすい点も良いです。

① 生姜をスライス



生姜湯を作るときに、まずスライスした生姜をマグカップに2,3切れいれて、その上に熱湯を注ぎます。3分ほど蒸らした後、そこに黒糖を1,2個入れて溶かして完成です。一点だけ注意したほうが良いことは、生姜湯に黒糖(サトウキビ100%)を入れると、時々サトウキビ独特の味が強く感じられることがあることです。そのまま食べる分にはそのようなことは無いのですが、熱湯に入れて溶かして飲むと時々サトウキビ独特の味が強く出ることがありました。このときの味はあまり私は好きではないので、私と同じような方は注意が必要です。そういう味を完全に避けたいのであればサトウキビ100%ではない黒砂糖を使うことをお勧めします。表示名称は”加工黒砂糖”となっていてサトウキビに加えて粗糖が加えてあります。


左はさとうきび100%の純黒糖、右は加工黒糖の黒砂糖です。加工黒糖は時々百円ショップでも売られています。
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