長年使ってきたウィンターグローブがだいぶボロボロになってしまったので、この度新しいグローブをAmazonで購入しました。
その名が表題の”WINDSTOPPER® PRIMALOFT®グローブ”
調べてみるとゴアテックスで有名なアメリカのゴア社が開発し商標登録したのがWINDSTOPPER®という防風素材。そして、同じくアメリカのALBANY社が開発し商標登録した人工繊維による擬似羽毛素材が PRIMALOFT®。つまり、アメリカの2つの会社の商標登録を2つ連ねて、”グローブ”と付け加えただけがシマノのグローブの商品名になっているという何とも味気ない名称になっています。


私が購入したものが人差し指と中指にイエローの反射素材が入っている下の画像のモデル。もう一つシルバーのモデルもあります。

厳しい寒さから手を守る、防風性と断熱性に優れたウインターグローブ
適応温度帯:-5℃~0℃
通気性の高いWINDSTOPPER®防風レイヤーが風を遮断し、指先を暖かくドライにキープ。
PrimaLoft® Gold 200インサレーションが指先を暖かく保護
耐衝撃性に優れ、柔軟性・耐久性を備えた、長時間のライディングでも快適なPORON® XRD®パッド
タッチスクリーン対応
シマノの商品ページから抜粋すると主に以上のような特徴があります。

実際に使ってみて機能面を検証してみました
🔶タッチスクリーン
まずタッチスクリーンはなるほどスムーズに操作できます。グラブをしたままスマートフォンの画面操作がスムーズにできますね。人差し指が一番感度が良くなるようになっているようですが、ほかの指でもスムーズに反応します。
🔶サイズ感
S~XLまでの表記とは別にシマノのサイズ表によると、手の甲の幅と中指から手首までの長さで示しています。実際にはめてみた感じではこの表記より1㎝くらい短くなるように思いました。つまり、はめた感じでは1㎝くらい小さめの作りかなという印象です。私の場合XLの中指から手首までの長さを参考に購入を決めました。この時は若干余裕があるくらいかなと予測していましたが、実際はめてみるとほぼ余裕がないくらいになりました。幸い小さすぎるということは無いので問題ありませんでした。サイズ選びの目安として、例えばMサイズで中指から手首までの長さが18~19.5㎝のサイズ表示の場合、自分の中指から手首までが19㎝だったら、Lサイズを購入するほうが無難だろうと思います。サイズが合わないとせっかく衝撃吸収用のパッドが入っていてもパッドの位置が合わずに効果が薄れることがありますので、より正確性を求めるならやはり少々高くついても店頭で試着して購入するのがベストかもしれません。
🔶動作性
ゴア社のウィンドストッパーが採用されているからか極寒期用にしてはそれほど厚みがないなあと思います。私が今まで使っていた15年ほど前のカンパニョーロのウィンターグラブはもっと厚手でしたので、指を動かしやすくする点でこの点はありがたいことです。さすがにシマノだけあって変速レバーの操作にも全く問題ありません。コンポーネントメーカーの強みと言えますね。親指の裏と人差し指の付け根部分に滑り止めがついていますが、全体的にグリップ力があり安全性が確保されていると言えます。
🔶温度帯表示(-5℃~0℃)に対する実際の体感
何を置いてもやはりウィンターグローブとしては対応温度帯が一番重要でしょう。もちろん商品表示に対応温度が明示されていても実際に使ってみて寒さから指先や手が守られるて初めて価値があるものです。私の場合昨年末に-10度近い気温の中のダウンヒルで散々な思いをしているので身に沁みいて分かっているつもりです。とは言え氷点下の気温で走ることはまずないので、個人的には0℃から5度の範囲で手先がかじかむ思いをすることなく走ることができれば十分だと思っています。そもそも体感温度は人によってかなり差があることだと思っています。体質によって冬でも手が温かい人、そして私のように少し気温が下がっただけで手が冷たくなる人まで様々です。そういうわけで私の場合、実際の対応温度帯+5℃くらいが実際にカバーできる温度帯だと思っていますので、とりあえず-5℃~0℃帯表示は0℃~5℃に対応していると考えています。因みに私のように手先や足先などの末端部位が冷えやすい体質の人は体の中心部をなるべく温めるよう努めるしかないというのが私の結論ですね。例えば足先が極端に冷えやすい人は足先を保温させる対策をする前にお腹から大腿部をなるべく温めるように努めることをお勧めしますね。人間の体は寒さから守るために体の中心部の体温を優先的に維持しようとするようです。
前置きが長くなりましたが、実際に使ってみたところ、今のところ3℃~5℃の気温でのライドで手がかじかむことなく走れました。この温度で保温されたのでとりあえずは合格です。
夏場のグローブなら価格が安いものでも十分なのですが、ウィンターグローブとなると低温から手先が守られて初めて役に立つわけですから、多少値が張っても役に立つものを買わないと意味がないと思いますね。その点では妥協して2000円から3000円程度の中華グローブを購入しなくてよかったと改めて思えました。
🔶防水性・透湿性
防水性については特段記述もないのでわかりませんが、雨の中走るわけではないので特段気にしませんし、初めから防水機能は求めていません。雪の中は走ることがあるかもしれませんが、それでも長時間雪にさらされることもありませんのでウィンドストッパー機能が付いた極寒期対応で十分だと思っています。
体温が上がったり外気温が上がって汗をかいたときのグラブ内の蒸れは多少気になるところだったのですが、これについては実走で確認できました。私の実感ですが透湿性は低いと思います。低いとは言っても標準的なレベルなんだろうとは思います。
具体的に言うと、平地の気温14℃~17℃くらいの中使ってみたところ暑過ぎました。これは当たり前の話で私が馬鹿なのですが、問題はそのあとです。その後標高1000m近い峠まで登り、長いダウンヒルをしたときにグラブの中でかいた汗が見事に冷やされたようで手がかなり冷やされました。PrimaLoft® Gold 200インサレーションという疑似羽毛の保温性が内部の汗により見事に機能不全に陥ったのだろうと思います。おそらくゴアテックス素材が使われていれば内部の湿気は効率的に外部に放出されて、ここまで冷やされるようなことは無いはずです。ここがこのグローブの欠点なのかなあと思います。そもそも-5℃~0℃帯仕様のグローブですから気温が15度を超えるような時に使った私が悪いのですが、あまりに対応温度帯からかけ離れた気温では使ってはいけないという教訓になりました。
もし透湿性や防水機能を求めるのであれば、全体にゴアテックスを使用したモデルに変更するしかないと思います。比較的冬に降雪が多い地域は湿度も高めになるので、内部を常にドライに保つためならゴアテックスが重宝するだろうと思います。シマノの防水ウィンターグローブとして、GORE-TEX GRIP PRIMALOFT®グローブがあります。事実上これがシマノで最上位モデルの位置づけのようです。しかし、対応温度帯は-5℃~0℃で、このWINDSTOPPER® PRIMALOFT®グローブと同じです。私の場合は冬に降水量が少なく風が強い地域でのライドになるのでWINDSTOPPER® PRIMALOFT®グローブで十分だと思っていますが、やはり防水と透湿性まで考えたらゴアテックスを全面に使った素材にはかなわないと思いました。
| WINDSTOPPER® PRIMALOFT®グローブ | GORE-TEX GRIP PRIMALOFT®グローブ | |
| 対応温度帯 | -5℃~0℃ | -5℃~0℃ |
| WINDSTOPPER® | 〇 | 〇 |
| PRIMALOFT® | 〇 | 〇 |
| GORE-TEX | ✕ | 〇 |
| 税込定価 | 9,350円 | 14,410円 |
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