正午という遅い時間に前橋を出発。今日は自分で組んだ新しいロードバイクの初乗りとなるので、あくまで乗った感触を確かめたり、何か不備はないか確かめることが第一の目的。
久々に乗ることになるので体力はない状態でしたが、往復100㎞ほどになる軽井沢駅を目指すことにしました。
乗り始めてまず感じたことは乗り味より、まだ新しいバイクに慣れてない故に感じる不安定感でした。ハンドルーサドル間が15㎜~20㎜程短くなっていることや、ペダルを踏んだ感じの違いからくる感覚でそういうわけで乗ってしばらくは乗り味より不安定感を感じていました。
徐々に慣れてくると、初めて乗るバイクにしてはペダリングがスムーズにできていることに気が付きました。ポジションが全体的に合っていることと、サドルの形状もぴったり合っているからだと感じました。
ペダリングの感触は今まで使っていたタンゲのプレステージより、しなりがない、たわみがない、硬いといった表現が近いと思いました。ニッケルクロモリのカイセイ8630Rはアルミに近い乗り心地を感じたり、しなりが戻る速さが速くなると聞いたことがありますが、確かに同感でした。
そういった違いがあるからかなのか、または初めて使うサドルの影響なのか、いつもなら時々無意識にダンシングをするのですが、なぜか今日はシッティングのまま進んでいきました。
初めて走る道なので時々立ち止まってグーグルマップでルートを確認しながらでしたが、リヤライトを付け忘れていることに気付きました。この時期5時にはかなり暗くなってくるので、目的地の軽井沢駅はあきらめました。もっと早く出発していればでしたが、後悔先に立たず。碓氷峠を目標にして、とりあえず14時30分で折り返すことにしました。
久しぶりのライドなので心拍数は高めでしたが、何もきつさがないので敢えて心拍を抑えず、きつさを火事ない範囲で感覚的に進みました。
一番失敗したことは気温が15度以上あるのに極寒期仕様の服装で来てしまったことでした。標高1000m近いところに向かうとは言え平地を走るには暑すぎる服装でした。汗をかいてやや不快な思いをしてしまいましたが、ウィンターグラブを採れば素手だし、ジャケットを脱げばインナーだけだし、シューズカバーを脱ぐのは手間だしで、そのまま走るしか仕方ありませんでした。
ヒルクライムこそ剛性がものをいう?
碓氷峠への登り道に入り、登りが以前より楽に進むことに気付きました。踏み込む力があまり失われることなく推進力に変換されている感覚です。今までプレステージチューブのクロモリに乗っていたときには感じませんでしたが、明らかに違う乗り心地を体験すると、以前は踏み込む力がかなりに逃げていたんだなあと実感しました。踏んだ感触の違いを体験したからこそわかる違いだなあと思います。プレステージチューブフレームに乗っていたときには、確かにしなりはあるんだろうけど実感はありませんでした、しかし、こうしてダイレクトに力が伝わるフレーに乗ってい見ると、あああれはかありしなっていたんだと実感できるわけです。おそらく今どきのカーボンエアロフレームなどはこのダイレクトに力が推進力に変換される効率がかなりはこの新しいフレームよりはるかにすごいのだろうと思います。
ただ、リヤホイールの片側にカーボンスポークが使われていて剛性が今までのホイールより高い点と、自分自身の体重が以前より8㎏ほども軽くなっている点も影響しているはずなので、少なくとも100%このフレームの効果だとは言い切れないことも事実だと思います。そういうわけで体力がガタ落ちの状態でも安定した遅いスピードでスムーズい上っていくことができました。”これは登れるフレームだ!”と喜んだのですが、実は帰宅して平均勾配を確認すると13㎞ほどでせいぜい3.8%しかないことが分かりました・・。この程度の平均勾配ではこれくらい登れて当たり前かもしれない。。というがっかり感も味わいましたね。
鉄道の遺構が見られる
ところでの碓氷峠に続く登り道は紅葉が素晴らしくきれいでした。実際紅葉を見に来ている観光客が駐車スペースがあるところには多く見受けられました。信越本線が横川駅で途絶えて以来、線路の遺構が所々にみられて観光名所になっているようでした。走ることい集中していたので途中で止まって眺めることなど一切しませんでしたが、電車のトンネルやら駅の跡地など線路が通っていたルート沿いを散策できるようでした。走っていても明らかに見ごたえがある眼鏡橋などは廃線になった後とは言え後世に残る価値のある建造物だなあと感じられます。
風景に溶け込んだ
道路わきには落ち葉が堆積しており、周囲の木々は黄色や赤に色づき、陽の光に照らされてとても映えていました。ところがここで妙なことに気付いてしまいました。私この新しいロードバイクフレームがまさに紅葉カラーに酷似しているのです。サニーイエローとミラーレッドが溶けるように交互にデザインされたフレームは、乗っている自分にはあまり見えなくても周囲からは美しく見えるんだろうなあなんて思っていましたが、この場所では風景に溶け込んで何のインパクトもないと思いました。むしろカムフラージュデザインでした。こんなことまったっく予期せぬことでしたので思わず苦笑してしまいました。
とにかく自然の中を走ることはなんて爽快なのかと久々に感じた気がしました。6ヵ月ほど走っていなかったのですが、やっぱりロードバイクを持っているなら外を走らないとだめだあとあらためて思いました。走ってなんぼ、まさにその通りです。
カーブ数標識
14時半に到達した地点で引き返す予定でしたが、碓氷峠まであと数キロでしたので峠まで行くことにしました。途中で前方を走っていたサイクリストに挨拶して峠までの距離を聞いてみると「あと30カーブくらいかな」と言われました。意外な答えで私には距離感は不明のままでしたが、確かにこのコースはカーブが多いのです。よく走っている方にはカーブの数でも距離感が分かるのかもしれませんが、何しろ初めて走るルートですから、そもそもカーブの数が全部でいくつあるか知るわけもありません。途中でカーブ数表示があることに気付いても、私には全く意味のない数字です。碓氷峠直前のカーブでカーブ数標識は183でした。
15分ほどオーバーして14時45分くらいに碓氷峠に到着しました。標高は856mのようです。あとで気付いたのですが、碓氷峠から軽井沢駅は1.4㎞しか離れていませんでした。しかも標高差もたったの20mほど。碓氷峠から数キロ下った先にあるものと思っていましたので、ちょいと無理すれば行ける距離でした。
気温に合った服装でライドすべし
15時ごろにダウンヒル開始。ダウンヒルと言ってもゆっくりです。はじめての道の上、新しいバイクですから慎重に下りました。このルートの良い点は路面が結構きれいなことです。特に危険だと思うような路面の荒れは見ませんでしたし、登っていても全般に路面がきれいでしたので走りやすかったです。
下りで思い知らされたことは体の冷えでした。極寒期用の服装で来たので往路でかいた分の汗でかなり冷やされてしまいました。馬鹿なことにウィンドブレーカーを携帯していたにもかかわらず、峠でもと特段寒くないから大丈夫だろうと思って使わなかったことが裏目に出ました。まずは季節に合わない服装をしてきた自分のミスが原因、そして長い下りでは必ずウィンドブレーカーを使うことは鉄則だと改めて感じました。峠でもせいぜい12度程度の気温だったろうと思いますが、心底冷やされてしまい手の感覚はなく脚を含め体全体が硬くなった感じで普通のペダリングができないほどになりました。ウィンターグラブも-5℃~0℃対応の極寒期用でしたが、かいた汗がグラブの内部で冷やされたらこうなるということを痛感させられました。
16時半を回ると暗さが増してきて、リヤライトがないことの不安から少し焦りを感じてきます。下りで思いっきり冷やされたダメージと、今日はほぼ途中補給をしていないことで、エネルギーも不足してきていたたので、既に新しいバイクの乗り味などどうでもよく、ただ安全に帰宅する事だけに集中していました。17時少し前に無事帰宅。いろいろとちょっと無理があったライドでしたが、とりあえず無事初乗りを終えられて満足でした。
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