肉を食べなくなって1年

肉を食べなくなって1年以上が過ぎました。正確に言うと、この間全く肉を食べなかったかといえばそうではなく、実家に帰省した2回は出された食事に入っていた肉は少し食べました。あとは友人とした1回の外食時に少し食べただけですね。せっかく作ってもらった料理に入っている肉を食べないというのも失礼でしょうし、何か宗教的な戒律でもあって絶対に食べることが許されないようなことでもないわけで、基本的に自分から進んで肉を食べることは無いという状況です。

なぜ肉を食べなくなったのか

肉をやめるきっかけとなったことは、ロードバイクのロングライド直後に体調を崩したことが最初のきっかけでした。その後に食品添加物を摂取しない試みをはじめ、やがて、肉を食べないことも徹底して始めました。

確かに食品添加物を避けることが一番大きな要因だったのですが、もともと関心があったことでしたので、いわゆるジャンクフード類は元からほとんど食べていなかったのですが、いざ徹底してみると様々な食べ物に影響が及んでしまったといったところです。また、当時たまたま読んでいた本の影響や、花粉シーズンが到来する時期で、アレルギーを抑えるための食事に心がけたことなども影響しました。

食品添加物をさける

食品添加物はスーパーに行って商品を手に取って裏返したところにある成分表示を見れば分かります。加工食品にはのきなみ食品添加物が使われていることが分かります。

惣菜やお弁当、魚の煮付けやただのカットフルーツにまでも食品添加物は使われているのが現状です。本気で食品添加物を軒並み避ける生活をしようとすると、スーパーで購入できるものがかなり限られてくるので、これはなかなか大変なことです。ですから、食品添加物は問題ない、安全だと思えばそんなことする必要ないでしょう。しかし、私にはどうもそうは思えなかったのです。

大量生産される肉

現代では豚や牛や鶏はあたかも工場で作られる製品のように生産されています。短期間で育て効率的に肉にするために、化学合成された飼料を餌として与えます。あまり長い期間育てるとえさ代やら光熱費がかかるので、短期間で育ててより早いうちに肉にしてしまうわけです。またより狭い空間に密集させてえさを与えるような生活をしているため、病気の蔓延も大きなリスクでコストです。そういうリスクを避けるために抗生物質を注入されて飼育されます。

人工的に作られるこうした動物の肉はやはり自然の中で育った動物の肉とは根本的に違うと思っています。さらに、これらの肉を加工するときにさまざまな食品添加物が加えられるわけです。

安く大量生産し、より大きな利益を上げるために欠かせないプロセスです。ここで重要なことは私たちの体に与える影響は二の次だということです。

人間は哺乳類の肉を食べる必要はない

もともと人類は肉を食べる必要はなかったのだと思っています。野生の動物をとらえることは至難の業ですし、運よく捕らえられたとしても、継続的に捕らえて食べていくことはかなり困難なことだったと思います。特に古代においては冷蔵保存はできないのですから、捕らえたら即食べる以外に方法はなかったはずで、そん不自由な生活を送っていたわけはなく、基本的に人間が食べるものは植物由来のものだったはずです。ヨーロッパや北欧など一部の寒冷地域に移り住んだ人たちにとっては、穀物が育てられない環境もあり、動物の肉を食べることを始めたのだろうと思います。

日本人は戦後になるまでほとんど肉を食べていなかった

特に私たち日本人は肉を食べる習慣が長い間なかったはずです。山深い地域に住む一部の人たちは狩猟をして獣を食べることもあったでしょうが、それは例外的なことだったと思います。仏教の影響もあり肉食を忌み嫌う文化もあったのかもしれませんが、とにかく一般的に日本人が肉を食べ始めるようになったのは戦後からと言ってもいいのではないでしょうか。

昔の日本人が摂っていたいた主な動物性たんぱく質は魚介類だけだったのではないでしょうか。日本は海洋国家ですし、水が豊かな国土ですから、川や湖や海でとれる魚はたんぱく源として長く利用してきたと思います。もちろん、今ほど多くの量を食べてはいなかったはずですが、動物性たんぱくとしては魚が主だったはずです。

戦後急激に食文化が欧米化して、急激に肉を食べるようになったのが私たち日本人です。

もともとの日本人の食に倣ってみる

今自分が実践しているのは、言ってみれば戦後以前の日本人の食文化に戻してみるような試みかもしれません。たまたま、今溢れる工業生産的に作られた人工的な肉を避けようと始めたことは結局昔の食生活に戻ることになっているように感じています。

肉を全く食べないとなると、なかなか不自由になることは確かです。ですから、これだけ肉があふれた現代において、肉を食べない生活はある意味偏食のようにも映るかもしれません。

それに美味しいものを敢えて我慢する必要はないと思っています。ただ幸い私にとって肉は絶対にやめられないというほどの執着はありませんでしたので、体に悪いと思ってやめているのだから、敢えて食べたいとは思わないというところが正直なところです。

実は以前も、化学飼料で育てられた肉など体に良いわけないと思っていたものの、たんぱく源として必須だろうと思って食べていたわけです。もちろん美味しいですし、量こそ多くなかったのですが、週に4,5日くらいは肉を食べていたと思います。

現在はスーパーに行っても精肉コーナーには見向きもしませんね。

肉を食べなくなって変わったこと

いくつかあると思うのですが、まずは体重がある程度減りました。これは最初の2ヵ月ほどのことですが、やはり、肉のエネルギー摂取がなくなったことと、肉に含まれる脂肪もとらなくなったので体脂肪がそれなりに燃焼されたのだろうと思います。それから、初期のころは肉に変わるエネルギー源を確保する代替食品を十分に食べていなかったので相対的に摂取エネルギーより消費エネルギーのほうが多かったのだろうと思います。3か月目以降は特段体重が減ることは無かったと思います。

少々汚い話ですが、便のにおいがなくなるというのも顕著な変化でした。もちろん臭いがなくなることは無いのですが、肉を頻繁に食べているときほどの臭いにおいがなくなるのです。これは肉を分解するときに発生するアンモニアや硫化水素が減少することが大きな理由のようです。また、肉食をやめることで腸内環境もかなり良くなるようで排便の良さも実感しているところです。

もうひとつ面白い変化と言えば、以前は良いにおいだと思っていたにおいがとても不快なものに感じることがありました。東京の都心などではよく昼時にラーメン屋の前に列をなしている光景があります。その店先を通ると必ずラーメンのスープのにおいがプンプンと匂ってきます。この匂いはラーメンを食べたい人にとってはたまらないもので、とても良いにおいだと思います。私にとっても以前は良いにおいの部類だったと思うのですが、肉食をやめてから、その臭いがとても不快なにおいに変わってしまいました。何というか豚骨や鶏がらや魚の背油で出汁をとる、動物性脂肪たっぷりのこってりとした臭いが鼻につく不快なにおいに変わってしまったのです。唐揚げ店の店先でも同じように感じますね。

私の場合に化学調味料などの食品添加物をやめたということも影響しているのでしょうけれども、好みの臭覚や味覚が少しずつ変わったのだろうと思います。肉に関してはそれだけ肉の匂いやうま味が人間を魅了するような強さがあるのだろうと思います。

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