パナソニッククロモリロードフレームの選び方

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パナソニックのクロモリロードフレームのラインナップは現在4種類あります。

モデル名としては、FRCC05 FRCC14 FRCC26 FRCC35 です。

パナソニックはグレード別に分けていませんが、敢えて分けると、FRCC05 FRCC14 FRCC26が同格、FRCC35がエントリーモデルと言ってよいと思います。

それぞれの主な違いとしては使っているチューブの種類が異なる点です。使っているチューブの違いからして、FRCC35は他の3種類とはやや劣るチューブが採用されているので重量もやや重くなり、この中ではエントリーモデルにあたります。

ではエントリーモデル以外の残りの3種類からどのように選べばよいかと言えば、基本的には乗り手の好み次第と言えると思います。パナソニックフレームはどのモデルでもカラーオーダーができるのでフレームカラーによってフレームを限定されることは基本的にありませんし、どのモデルでも10㎜単位でフレームサイズの選択が可能です。クロモリフレームはどれもリムブレーキタイプになりますが、ジオメトリーはこの3モデルでほぼ同じですのですので、ほとんど違いを気にする必要はないです。基本的には主に以下の5点を参考に選べばよいでしょう。

1.チューブの種類

2.価格

3.重量

4.ステムタイプの違い(スレッドかアヘッドか)

5.Di2対応かどうか

下に表にして見やすくしてみました。

   FRCC05    FRCC14    FRCC26
チューブプレステージカイセイ8630R、カイセイ17カイセイ8630R
価格248,000円~292,000円~268,000円~
重量(550㎜サイズ)1920g1890g1710g
ステムタイプスレッドアヘッドアヘッド
Di2非対応対応(オプション)対応(オプション)
フォーククロモリカーボンクロモリ
ヘッドパーツデュラエースタンゲタンゲ
特徴クラシカルな見た目剛性が高い軽量
レース向け★★★☆☆★★★★☆★★★★☆
ヒルクライム★★☆☆☆★★★☆☆★★★☆☆
ロングライド★★★★★★★★★★★★★★★
ゆるポタ★★★★★★★★★★★★★★★

★評価は私の主観によるものですので参考までに


FRCC05 Tour de France ステージ優勝、世界選手権優勝バイクの直系

90年代前半にヨーロッパのプロロード界で活躍したモデルの直系です。ツールドフランスでステージ優勝の実績があります。また、あまり知られていないのですが1993年にはロードの世界選手権U23で優勝しているフレームです。因みにその時パナソニッククロモリを操っていたのはのちのツールドフランスで総合優勝するヤン・ウルリッヒでした。パナソニッククロモリフレームと言えば昔からまさにこのモデルでしょう。しかし、当時の規格のままなのでステムはスレッド式を採用しています。現在はアヘッドステムが主流ですので、スレッドステムだとあまり選択肢がない点で不便ですが、クラシカルな見た目が好みの方に人気があります。ヘッドチューブやフォークが他のモデルより細いので見た目が一番すっきりしています。因みにヘッドパーツは未だにデュラエース7410が標準装備されています。7410と言えば1990年頃だと思いますので見る人によってはビンテー感が漂うかもしれません。私も2台でこのフレームを使いましたが、ホビーレースの範囲であれば十分使えます。欠点としては信号待ちなどの止まった状態からの発進時やスプリントでの急加速時の反応の早さ、下りの高速コーナーの曲がりやすさの点ではクロモリ特有のしなりが影響して、剛性が高いアルミやカーボンバイクには劣ります。重量でも他の2モデルよりはやや重いです。これらの点が他の2つのモデルよりレースとヒルクライムで★一つ評価を落としている理由です。しかし、ハイレベルで走行するときの話ですので、競技には興味がないがロングライドやのんびりしたサイクリングを楽しみたい方にはとても良い乗り味になります。クロモリフレームに乗った感触を一番楽しめるフレームだと思います。また、逆に言うと、レースで使う場合やガチ勢との練習ライドなどでは、ライダーの技術が一番求められるフレームになるとも言えます。今のエアロカーボンロードと同じように走ろうとすると、下りのコーナリング技術や加速時の力の使い方など、より乗る人の技量が求められます。よりフレームの特性を体感しマシンと一体化した走りが必要ですので、その点で操りがいがあり楽しめると思います。車で例えるならマニュアル車と言ったところでしょうか。

プレステージチューブはハイグレードのクロモリフレームに長年採用されている軽量で剛性があるチューブです。タンゲという日本のメーカーによって始まりましたが今は台湾に拠点があります。 


FRCC14 独自ラグとカーボンフォーク採用の高剛性モダンスチール

クロモリフレームは各チューブの連結部分をラグと言われるパーツで補強して溶接されています。このモデルはシクロクロスフレームに使われるような強度が高いデザインのラグを採用しているので、その分剛性が増していると言えます。その上、唯一カーボンフォークを採用しているので軽量性も損ねていません。(フレーム重量ではFRCC26のほうが軽いですが、フォークがカーボンですのでフレームセットでは同等の軽さになります)。剛性が高くなっている分、加速性能がよく、よりきびきびとした走りが期待できます。平地をメインで走り、急加速するようなスプリントも楽しみたい方にはこのモデルが一番お勧めなのではないかと思います。

カイセイ8630Rとカイセイ17という2つのチューブを使い分けて組まれています。トップチューブはFRCC26より太いチューブになっています。


FRCC26 軽量ニッケルクロモリとコロンバスマックスフォーク

3モデルの中では一番軽量ですが、フォークには競輪選手にもよく使われているコロンバスマックスが採用されているためヘッド周りの剛性が高いです。またコロンバスフォークがエアロブレード形状で見た目も美しく仕上がっています。

カイセイ8630Rを採用しています。クロモリにニッケルを混ぜ合わせることにより強度が増すため、その分薄いチューブにすることができ、軽量化されています。ちなみにカイセイは福島県で生産されていて、大阪のパナソニックで職人により溶接組み立てされているのでまさに日本の職人による日本製フレームと言えるでしょう。


パナソニッククロモリフレームを選ぶ手順

1.モデルを選ぶ(FRCC05 FRCC14 FRCC26 FRCC35)

2.サイズを選ぶ 460㎜~630㎜まで、10㎜刻みにフレームサイズがラインナップ

  (FRCC35のみ430㎜もあり)

3.フレームデザイン&カラーを選ぶ 

※ 現在FRCC14でデザインとカラーをシミュレーションできます。→ デジタルシミュレーター

4.パナソニックオーダーシステム取扱店でオーダー用紙に記載して申し込む

Tips :複数のデザインに対してカラーを自由に選べるので自分のオリジナルの1台に仕上げられる点がおすすめです。(デザインやカラーによっては追加料金がかかります)パナソニックチームデザインカラーも根強い人気がありますが、個人的には今ではありきたり感があると思いますね。私も最初の1台はチームデザインでしたが当時は今から30年近く前で、まだロードバイクの認知度が低かった時代でした。そのころと比べると今ではパナソニックフレームとしてよく見かけるデザインになってしまいました。

ロゴの位置とカラーも限られた色からですが選択可能です。以前はトップチューブにネーム(任意の文字)を入れるサービスもあったのですが、残念ながら2025年3月の価格改定以降このサービスはなくなってしまいました。

納期はオーダーしてから2~3ヵ月を目安としておくとよいと思います。私の場合オーダーしたデザインの塗装に余分に10日必要でしたのでオーダーしてから自転車店に届くまでに2か月と3週間ほどでした。


パナソニックパープルライトTPUチューブ 高品質で圧倒的に軽い

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