趣味から競技志向まで万能に使えるGPSサイクルコンピュータ
トレーニングやレースなどであらゆるデータを取得して万能に使えるサイクルコンピュータが欲しいと思ったら、GARMIN、WAHOO, bryton がお勧めです。比較的競技志向が強いサイクリストからプロ選手まで一番利用されているサイコンだと思います。パワーメータを導入したい方にもほぼ必須のサイコンになってきます。もちろん、レースなどに出ることはないホビーサイクリストにもこのレベルのサイコンがあれば楽しみが広がります。
GARMIN、WAHOO、bryton それぞれで、エントリー、ミドルクラス、ハイエンドに分けてみました。この分類は必ずしもサイクリストのパフォーマンスレベルの分類ではありません。例えばルートナビ機能やマップ機能はミドルクラスのサイコンから本格化していきますが、ゆっくり走るサイクリストでも当然本格的なナビ機能やマップ機能が欲しい人はいます。あくまで自分が欲しい機能を優先して探すようにしましょう。サイクルコンピュータはサイクリングの楽しみの幅を広げてくれるものですから、どの機能があれば自分が楽しめるのかを基準にしましょう。競技志向がある方はミドルクラス以上のサイコンを選ぶことをお勧めします。
GARMIN(ガーミン)
ガーミンはGPSサイコンとして先駆的だったので今では一番の定番サイコンといってもいいでしょう。私の周りでも一番使われているサイコンのように感じます。もう人気を博して10年以上経つと思います。初期のころはガーミンを使っているから「ガー民」だと自虐的?に言っていたことを懐かしく思い出しますが、今や完全に市民権を得てそんな言葉も死語になりました。新しいモデルではソーラー充電機能が付くなどさらにハイスペック化しています。ガーミンを使っていれば不足はないのですが価格は高めです。
WAHOO(ワフー)
ガーミンより後発ではありますが、ガーミンを追い越すほどの勢いがあるブランドです。その証拠に現在プロロード選手に一番使用されているサイコンでもあります。ラインナップは2種類しかありませんが、よりハイレベルに特化したサイコンとも言えます。サイコンマウントに装着した時に全体としてエアロダイナミックデザインになるように設計されている点からも競技向け志向がうかがえます。また、ガーミンに比べて価格が抑えられている点も人気のポイントです。
bryton(ブライトン)
台湾のメーカーということもあり、今でも一番求めやすい価格設定であると言えます。もとはGPS機器を開発していたメーカーだけあってGPS機能はとても良いです。初期設定が簡単で全体的にバッテリーの持続時間が長い点も特徴です。価格を抑えてガーミンやWAHOOに劣らぬスペックを求めたければブライトンがおすすめです。
ルートナビ機能はRider420以上からあります。マップ機能はRider750SEからついています。
スポーツ心拍系の老舗ポラールのGPSサイクルコンピュータ
POLAR(ポラール)
競技志向サイクリストの間で心拍トレーニングからパワーメータトレーニングへと移行してから、自転車競技界ではやや存在感が薄れた感があります。サイコンでのパワー計測が一般化しましたが、ポラールの場合はスマートウォッチのほうに重点を置いているように感じます。しかし、心拍トレーニングの時代には間違いなくポラールの心拍計が一番使われていました。スポーツ心拍系のパイオニアですので、心拍計測に関しては今でも一番信頼できると思います。腕やリスト部の心拍センサーは精度が落ちると言われますが、私が使った限りではポラールの腕用心拍センサーはしっかりと作動しており、さすがはポラールだと思いました。もちろん、パワーメータの計測もできます。
M460は現行でポラール唯一のGPSサイクルコンピュータです。日本ではあまり使っている人がいませんが、心拍計時代から培われてきたノウハウでパワートレーニング以外の点では一番優れているのではないかと思っています。ストラバなど他のアプリも使えますので個人的にはお勧めです。
ポラールの腕用のGPS内臓心拍センサーは取り外しが楽でよい。夏は日焼け跡がくっきりついてしまうので左右交互に使うのがおすすめです。
パワーメータを使わない場合のおすすめGPSサイコン
CATEYE(キャットアイ)
キャットアイといえば昔からサイコンとライトで知られていますが、最近のパワーメータ使用やGPSサイコンの時代になってから、サイコンとしての知名度はだいぶ薄らいできたように思います。有線サイコン、ワイヤレスサイコンのラインナップは無論健在ですが、GPSモデルもあります。価格を抑えて信頼できるGPSサイコンを使いたいのであればキャットアイはお勧めです。
CATEYEのGPSサイコン、AirGPS
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