有間峠は埼玉県にありますが地図上で見ると奥多摩に近いところに位置する標高1100mを超える峠です。峠へのアクセスは飯能市側にある名栗湖(有間ダム)と秩父さくら湖(浦山ダム)の2つの湖を経由しており、まさに分水れに立ちはだかる峠のようです。有間峠への道は台風の影響を受けた土砂崩れや路面崩壊で長らく通行止めになっていました。まだ一部復旧作業が残っている箇所がある可能性はありますが、現在は自転車であれば十分通過可能です。ただし、下るときには細心の注意が必要です。
秩父さくら湖側ルート
秩父側からのルートは長距離に及びます。どこをスタートポイントにするかによるのですが、ダム湖に入る手前から徐々に上っているため最長区間になる地点をスタートポイントに選んでみました。そのため距離は長いですが、ダム湖を抜けてキャンプ場があるあたりまでは緩やかな勾配となっています。秩父彩の国キャンプ場を過ぎてから徐々に険しい山岳ロードになっていきます。しかし、特段急勾配はなく比較的勾配は一定しています。路面が悪いので走りにくいですがそれほどハードな勾配ではありません。距離が長いこともありどこがゴール地点なのかわからないままひたすら走ります。峠は急カーブになっており登りきると突然東側の視界が開け達成感を味わえます。
距離: 19.1㎞ 平均勾配: 4.6％
難易度 ★★★★★ ルート
名栗湖側ルート
こちらのルートのほうを上る人のほうが多いかもしれませんが、距離が短い分急勾配でハードなコースです。名栗湖の上流を少し進むと観光釣り場があります、そこに架かる短い橋を渡ってすぐを右に曲がったところがスタートポイントになります。少し進むとゲートがありますのでそちらをスタートポイントにしたほうが良いかもしれません。途中道幅が狭まったり、路面が悪く滑りやすい箇所がいくつかありますので要注意です。
距離: 10.4㎞ 平均勾配: 7.3％
難易度 ★★★★★ ルート
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