ヘッドキャップとヘッドセットスペーサーを交換して軽量化とスリム化を達成

ステムキャップ(ヘッドキャップ)はパナソニックフレームに付属していたものを、そしてコラムスペーサー(ヘッドセットスペーサー)はAmazonで購入した中華製のカーボンスペーサーをしばらく使っていました。

しかし、あることに気付いたことをきっかけに交換することにしました。

それが、カーボン製よりアルミ製のほうが軽かった です。

そんな馬鹿なことが、と思うわけですが実際に中華製カーボンスペーサーよりアデプトのアルミ製スペーサーのほうが軽いのです。およそ20%ほど軽量になります。

物質的にはアルミよりカーボンのほうがはるかに軽いわけですから、なぜ逆転現象が起きているかと思うわけですが、その一つの理由は私が使ている中華製カーボンスペーサーは厚めにできているのです。つまり外径が大きいです。ちなみに、スペーサーの内径もフォークコラムよりやや大きめです。そのため僅かですがフォークコラムとスペーサー内部との間に空間ができています。

外径の直径にして約2㎜程の違いがあります。しかし、中華製スペーサーが特段分厚いわけではないようです。アデプトのスペーサーがより薄いつくりいなっているのかもしれません。

なぜこのような違いが起きるのか、少し調べてみると基本的にはカーボンの特性にあるようです。カーボン繊維を加工(カーボンとプラスチックを混合したりする場合もあるようです)する場合には薄くしたり小さくカットしたりすると結合強度が保つのが難しいためどうしてもある程度の厚みや大きさが必要になるようです。より小さく薄いパーツほどカーボンの加工はハードルが高くなるようです。

と言うわけで、

1.中華製カーボンスペーサーよりアデプトのアルミスペーサーのほうが薄くて軽い

2.中華製カーボンスペーサーよりアデプトのアルミスペーサーのほうがフォークコラムにぴったり合うサイズに作られている。

主にこの2つの理由で交換することにしました。ただ軽くしたいだけならば、プラスチック製のスペーサーもあるようですが、強度面や耐久性を犠牲にしたくはないので私はその選択肢は考えませんでした。

ちなみに、特にこの中華製カーボンスペーサーに大きな不満があるわけではありません。十分に軽いですし、表面のカーボン模様も気に入っています。しっかりとスペーサーの役割を果たしてくれているので使っていて支障があるわけではありません。現にAmazonでのユーザー評価もかなり高いです。TRIWONDER Headset Spacer 私自身も気に入っていて実は2回購入しているくらいです。コストパフォーマンスを考えれば今のところ一番のおすすめ商品です。

しかし、カーボン素材を使う以上、アルミよりは軽くないと使う意味がないように感じます。また、内径がフォークコラムにピッタリと合っていない点も好きではありませんでした。フォークコラムの径は28.6㎜ですが、なぜこれより若干大きくなっているのか分かりません。精密に作る技術がないのかもしれません。また、スペーサーの外径が大きいことで、スペーサーの蓋の役割を果たす、ステムキャップ(ヘッドキャップ)の外径とピッタリ噛み合っていない点も気になっていました。

そこで、ステムキャップも変更して全体として軽量化を図りたい考えたわけです。もともとフレームに付属していたキャップですので特段軽いものではなく標準的なキャップのはずです。計測してみると14.3gほどでした。

ステムキャップもコラムスペーサーも同じアデプト製で統一して軽量化とともに完ぺきな互換性をもたせることにしました。キャップとスペーサーは連結するパーツですので、同じメーカーで統一させたほうが相性も良いはずです。

私は50㎜分のコラムスペーサーが必要ですので、アデプトのコラムスペーサーセットを1セット買うだけでは足りず、2セット購入する必要がありました。

1セット分は33㎜分(10㎜x2,5㎜x2,3㎜x1)です。1セットをブラック、もう1セットをレッド、そしてコラムキャップはレッドにしてフレームに合わせた色合いを出してみることにしました。

結果として、ステムキャップとコラムスペーサーをアデプトに変更することで、予想よりは少なかったですが12gの軽量化ができました。

変更したことにより、スペーサーを入れた部分が外径にして2.5㎜スリムになりました。わずかですが空気抵抗低減効果も期待できます。そして、フォークコラムに対して中華スペーサーは内径に少し余裕がありましたので、スペーサーを重ねると各スペーサー毎に表面にわずかではありますが段差ができていたのですが、この点も見事に解消されました。

変更により改善されたことを下にまとめると、

🔶12gの軽量化ができた。

🔶 外径が2.5㎜減り見た目がスリムになり、前面投影面積もわずかながら減らせた。

🔶 スペーサー内径がフォークコラムにピッタリで表面の段差がなくなった。

🔶 スペーサーとキャップに配色できて見た目が美しくなった。

🔶 各パーツごとがそれぞれぴったりと噛み合い安定感が増し剛性アップにつながった。

以上のことに費やした金額約 4,500円。重さにして実質50gに満たないほどの小さなアクセサリーの類に費やした金額としては決して安くないかもしれないですが、結果的に良いアップデートになったと思っています。

P.S ADEPT(アデプト)と言うブランドについて聞いたことはあるけどよく知りませんでした。名前からして海外のメーカーなのだろうと思っていましたが、調べてみると日本メーカーのブランドでした。製造拠点は台湾のようですが、日本企業によって展開されている点で品質において信頼できるのではないかと思っています。



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