柳沢峠ヒルクライム

ヒルクライム

柳沢峠は東京から奥多摩を経て山梨県に抜けようとするときに立ちはだかる標高1472mの峠です。実際には奥多摩湖を過ぎると広く山梨県丹波山村になっているので県境ではないのですが、標高が高いため地政学的には峠が境界のように感じてしまいます。峠には柳沢峠茶屋があり食事をすることもできます。「俺の肉うどん」は肉たっぷりでボリュームがあり峠越えにエネルギーを消費したサイクリストにはとてもありがたいメニューです。富士山が良く見えるポイントもあり晴れた日に見える富士山はとても美しいです。標高が高いので夏でもウィンドブレーカを携帯したほうが良いです。

 

奥多摩側ルート

距離: 9.0㎞ 平均勾配: 6.5%

難易度 ★★★★★ コース

柳沢峠は奥多摩湖からさらに約33㎞程の所に位置します。都心の世田谷区、杉並区、練馬区あたりから行こうとすると片道100㎞程になるため自走で行くとなかなか走りごたえがあるコースになります。ただ、奥多摩湖に入ればそこからは信号機もほとんどなく快適なサイクリングが楽しめます。個人的には最後のトンネルを過ぎた地点から柳沢峠までの9.0㎞がすべて上り基調になるので柳沢峠ヒルクライムとしていますが、実際には奥多摩湖を過ぎたあたりから緩やかに高度を上げていくので奥多摩湖過ぎから計測すると非常に長いのぼりとなります。

都心からスタートして柳沢峠往復は遠すぎるという方には、まずは奥多摩湖往復のサイクリングをお勧めします。また、輪行を利用すれば青梅線の奥多摩駅まで電車で行けますので、純粋にヒルクライムだけ楽しむことも可能です。

甲州市側ルート

距離: 15.5㎞ 平均勾配: 6.5% 

難易度 ★★★★★★  コース

こちらのルートは奥多摩湖側よりも距離が長い分ややハードです。下り基調になることが全くない登り坂が15㎞以上続きます。6%後半の一定の勾配が延々と続く感じで、1回の登坂で獲得標高1000mを達成できます。路面は全体を通してきれいで走りやすく、自分のペースを崩さず走ることが大切です。コースは途中ループ橋のようになっているようなところが3か所ほどあり、全体として日陰になる場所が少ないため、真夏の暑い時期には徐々に標高が高くなるとは言え暑さで体力を消耗されやすいコースでもあります。

山梨県側の方にはそれほど魅力的ではないかもしれませんが、山梨といえば果樹園やほうとうが有名で、コース付近でも、農家直売の桃やほうとうを食べられる食事処があります。東京から行く方にはお勧めのポイントです。

東京からスタートして奥多摩側から一旦柳沢峠を登り、甲州市側に下って折り返して柳沢峠を上るとかなりハードになります。もしこれをやるのであれば、甲州市側のスタート地点付近にあるコンビニ(セブンイレブン甲州塩山千野店)でエネルギー補給することをお勧めします。コンビニからスタート地点までは約450m(ルート)。また、単純に峠だけ楽しみいたい方は、中央線で塩山駅まで輪行して峠を目指してもよいです。

厳冬期の柳沢峠

柳沢峠は積雪さえなければ冬でも登頂可能です。太平洋側の気候の影響範囲なので大きな降雪がなければ1月下旬まではロードバイクでも登れる可能性があります。それ以降は降雨量が多くなってくるため積雪や路面凍結の影響で春を待つほかないと思います。もちろん12月後半から1月は厳冬期なのでいったん降雪があれば簡単に路面凍結する標高ですから、その時期に走る場合には細心の注意を払いましょう。

東京近郊のヒルクライムコース一覧

日本人に最適な超軽量レーシングヘルメット

コメント

タイトルとURLをコピーしました