


カーボンシートポストは軽さのメリットは大きいですが、強度面や耐久性の不安、そして扱いにくさから好きではないので、アルミシートポストで軽量なものを選びました。
KCNCのセプロライトというモデルです。セットバックは25㎜あります。350㎜の長さがあり公称値は27.2㎜径のもので211gですが、実際に計ってみると198gでした。実測値のほうが軽いことは歓迎ですが、精密金属加工を売りにするメーカーにもかかわらず13gも違いがあるのは不思議です。もはや誤差の範囲を超えています。
7075番のアルミで作られているのでかなり軽いイメージを持っていたのですが、手に持った感じはそれほど軽いとは思いませんでした。しかし、計測してみるとアルミニウムシートポストとしてはかなり軽いことが分かります。
実際には350㎜も必要ないので不要な部分をカットすれば170g台も可能ではないかと思います。アルミ製ですがカーボンシートポストにも引けを取らない軽さになるかもしれません。因みにKCNCのセットバックがないモデルでは公称値169gですから、不要な部分をカットすれば140g前後になるのではないでしょうか。残念ながら私はセットバックが必要なのでこのモデルは対象外ですね。






やぐら部分は大きく縦にくり抜かれていて極限まで軽量化されています。しかし、下から覗かない限りくり抜き部分は見えず、見た目に軽い印象はありません。むしろ堅牢に作られていて重厚感があるほどです。

サドルレールの固定の仕方は上の画像のように横から見ると上からレールをを抑える部分が2か所、そして下からレールを抑えるのがその間にある受け皿になっています。上から押さえつける2点の間に下から抑える受け皿がありますので、上下で力点がずれてのレールを挟み込むようになっています。
この仕組みだと上から押さえつけるアーム間の距離が通常のシートポストよりもやや長めになるので、サドルを前後に動かせる範囲がやや狭まる点がこのシートポストの欠点になる可能性はあります。私がポジション出しをした限りではその範囲内で使えていますので問題はありませんでした。極端にサドルポジションを前か後ろにセッティングする方には、自分が思っているポジションまでサドルを前後できない可能性はあるかもしれません。
サドル角度の無段階調整が可能
このシートポストはサドル角度を無限調整できる点がメリットです。前にあるネジを手で回しておよその位置を決めて、後ろのボルトを六角レンチで下から締めて固定します。この前後の締め具合で微調整して角度を自由に設定できます。

下記はAmazonリンクですが、上がセットバック25㎜のセプロライトシートポスト。下がセットバックなしの超軽量シートポストです。


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