冬のライドに備えて冬用の装備を夏にそろえる

トレーニング

冬の装備は夏にそろえるのが良い。なぜなら安く手に入りやすいから。

8月に入りぎっくり腰を患いほとんどまともな生活ができなかったこともあり、その間に冬に必要な装備品をネット上で探した。

昨年の冬に柳沢峠を走った時にとても寒い思いをしたことをよく覚えている。冬と言ってもまだ初冬で11月の終わりごろだった。確かに標高1472mの峠なので気温は低くなるが厳冬期ではない。それなのにかなり寒い思いをしたのだ。このままでは極寒期は走れないなあと、その時そう思ったと思うが、結局その冬はそれ以降いろいろ事情があり全く走ることがなかった。ただ今年は真冬にしっかり走りたいと思っているので、そのためには必要最低限の寒さ対策をしなければならい。私が使っているのは上下ともに15年以上前のウェアで防寒効果も落ちているだろうし、そもそももともと十分な防寒効果がなかったかもしれない。

今回私が揃えたのは、ロングビブタイツ、極寒期用ジャケット、ウィンドブレーカーだ。

シマノ インサレーティッドウィンドブレークジャケット

恐らく2016年冬モデルなのでやや古い。しかし、シマノのラインナップの中で一番温度が低い時用のモデルだ。特に温度帯表記はないが例えばパールイズミの温度表記に倣うとおそらく0℃帯仕様だろう。明らかに一般的な冬用ジャケットと違う点は、前面が正面から受ける風を防ぐだけの素材ではなく、中綿が入った素材が使われていることだ。正面から受ける冷風を防ぐだけでなく、内部を温かく保つことまで考えられている。この点が気に入った理由だ。一昨年までは極寒期に走るときはダウンベストを着て行くこともあった。これはこれで保温効果は抜群なのだが、デメリットは特に必要ない背中まで中綿で覆われていて、上り坂では暑くなってしまったり、汗をかいても背中から中の湿気が抜けていかないことだった。ところがこのシマノのジャケットは前面の必要なところだけ中綿仕様で背面は内部の湿気や熱を逃すベンチレーション効果がある素材の部分がある。もし5℃帯程度のウェアしかなかったらサイクリング用の防寒ベストの購入も考えていたが、この一着があればすべて解決しそうだ。

日本ブランドはどれも日本人の体格に合わせて作れれているため、シマノやパールイズミでは一番大きいサイズが私には必要になる。今回XXLだったのでサイズ的にもOKだ。中古だが状態が非常によく新品なら当時20000円ほどだが、5000円ほどで入手できた。デザインも気に入っていて実際に使用してみたいものだ。

最近はタイトフィットのウェアがはやりのようだが、このウェアはややゆとりを持たせてある。個人的には極寒期用としてはタイトフィットはNGだと思う。最低限ゴアテックスが使用されていてよほどの透湿性能が確保されていればタイトでもよいと思うが、温かく保つことが最優先されれる極寒期は中に空気の層を設けることで寒さから身を守る合理性が基本だと思う。中途半端な透湿性でタイトなウェアだと汗をかいた後冷やされたらとてもではないが走っていられない。

パールイズミ ビブタイツ 5℃

今まで寒かった理由の一つとして、古いパールイズミのタイツだったので、正面から受ける冷気をシャットアウトするウィンドブレーク素材がなかった点が一つ理由として挙げられる。これは古い商品なので仕方のないことだが、もう一点は、今までのタイツはビブタイツではなかったことだ。やはり、ビブタイツにして上下つなげることで上半身も一緒に保温されたほうがよい。それから今回ビブタイツにこだわるもう一つの理由は走っているときのズリ落ちを防止するためだ。ロングタイツだと比較的重さもあり、ダンシングなどを繰り返していると私の場合少しずつズリ落ちてくる傾向にあった。確かに年数が経っていることと、タイツサイズより私が細身だということもあるのかもしれないが、今回は保温性確保とともにビブタイツにすることで不快な走行時のズリ落ち防止効果も得たいのだ。

今までパールイズミのロングタイツを使用していたので基本的に今回もパールイズミのロングタイツで探した。他の有名ブランドだと値段が高くなるという点も理由の一つだ。例えばASSOSだったら高いものは10万円近いものもあると思う。ASSOSの品質の良さは知っているがロングタイツだけで5万を超える価格帯は私には高すぎる。カステリだと2万台や3万円くらいのものもあるが、それなら使い慣れているパールイズミでいいだろうと思った。ただパールイズミにも私にとってデメリットはある。基本的にサイズが小さいのだ。ロングタイツにも数種類ラインナップがあるのだが半分ぐらいのモデルには一番大きいサイズ3Lがないのだ。だから必然的に選択肢が狭まってしまう。例えば極寒期用の0℃帯モデルは1種類しかないが、このモデルには一番多きサイズ3Lのラインナップがない。というわけで私は5度帯で3Lになる。温度帯に関してはタイツであればむしろ5度帯で幅広いシーズンに仕えたほうが良いので0度帯はおそらく必要ないと思う。かといってその下の10~15度帯では極寒期には当然使えない。ということでこれも定価で買えば20000円ほどの新品商品を8000円ほどでうまく入手することができた。需要がない夏場は冬物が手に入りやすくとても良い。

購入する前は上下分離できるタイプのものがいいなあと思っていたのだが、結局自分サイズのものがなかったのだが、私が購入したものもタイツの上までファスナーを下せるので、実質用を足すときにもビブではないものと同様に使えそうなので良かった。

ASSOS ウィンドブレーカー

今まで使っていたカステリのウィンドブレーカーはもう25年くらい前のものだったのでさすがに買い替えることにした。ダウンヒル時に風をシャットアウトできれば良いので特段どれでも大きな違いはないように思う。自分サイズに合えばどれでも大差はないだろうと思い適当に良さそうなものを探すことにした。そこで目に留まったのがASSOSのウィンドブレーカー。なかなかデザインもよくアソスなのに価格が1500円ほどだったので意外だった。サイズさえ合えばこれに決まりだと思いサイズ表記を見ると「l」と表示があった。1にも見えたがLの小文字なのだろうと思い、自分にはやや小さいが大丈夫だろうと思い即購入した。ところがこれが少し失敗だった。私が L だと思って購入した l 表記はローマ数字のⅠだったのだ。アソスは 一部商品で 0、Ⅰ、Ⅱ という分類表示を使っているようで、これからすると Ⅰは、MLサイズのようなのだ。だから私には若干小さめだ。だが、デザインが良く新品同様のうえ、着てみた感じでは実用的には特段問題はないので満足だ。

これで一通り厳冬期を含めた冬場に必要なものはそろったと思う。本当は厳冬期用の新しいグラブが欲しいのだが、これはまた次のシーズンに持ち越そうと思う。とりあえず、今回の真相べで体感部分が温かくできれば末端部分である手足への好影響も期待できると思う。やっぱり体の中心部の温度が守られることが先決だと思う。あとは実際に試してみての話だが、まだ真夏だというのに冬が待ち遠しい。その前にケガを治した上で冬に走れる体力をつけるのが先決だが・・。

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